BLOG

住宅ローン控除に、ふるさと納税とiDeCoの併用はできる?

こんにちは! 「住まいの円むすび」のくまどんです!

住宅ローンを利用する際の最大のメリットもいうべき「住宅ローン控除」。住宅ローン減税とも言いますが、この制度を利用することで、一定期間、税金の負担が軽減される仕組みですよね。
同じように、ふるさと納税の仕組みも自治体への寄附金によって所得控除を受けられるものです。
この2つの制度を併用することについては、以前記事でもご紹介をしました。
https://sumai-enmusubi.com/blog/20221208/
ふるさと納税にワンストップ特例制度を利用する場合は、住宅ローン控除に影響なく併用できるという内容でしたが、ここにiDeCoが加わるとどうなるのでしょうか?

iDeCoは個人型確定拠出年金といって、公的年金とは別に給付を受けられる私的年金制度です。iDeCoで積み立てた金額は、1年間分全額が所得控除の対象となり、所得税と住民税の負担が軽減されます。
この控除の仕組みは住宅ローン控除やふるさと納税と同じですね。

この3つを全て併用する場合、それぞれの制度の「似ているが違う部分」を理解しておく必要があります。
まず、ふるさと納税とiDeCoは所得控除といって課税所得の額を少なくできる仕組みです。ふるさと納税にワンストップ特例制度を利用する場合は所得税ではなく全額住民税から控除されますので、その場合は影響はありません。
一方、住宅ローン控除は税額控除といって、最終的に算出された税額をさらに控除する仕組みになっています。
このことから、ふるさと納税やiDeCoを利用して課税所得を減らしすぎることで、住宅ローン控除として差し引ける金額が少なくなってしまい、恩恵があまりなくなってしまう可能性が出てくるのです。

ふるさと納税やiDeCoを併用する場合は、住宅ローン控除とのバランスをよく考えておく必要があります。
住宅ローン控除は利用できる期間が決まっているので、ぜひしっかりシミュレーションをしてお得になるよう準備しておきましょう!
くまどんでした♪