「坪単価」で判断すると危険です!
こんにちは! 「住まいの円むすび」のくまどんです!
注文住宅の広告などで目にする「坪単価」という言葉がありますよね。
「坪単価○○万円〜」のような表記をされていて、なんとなく家を建てる際の目安になるような気がする人も多いと思います。
そもそも坪単価とは、家を建てる際にかかった費用を1坪あたりに算出したもの。
例えば、60坪の家を3000万円で建てた場合、1坪50万円の坪単価ということになります。
この坪単価で何がわかるのかというと、施工する住宅会社のコスパの良さです。
同じような特徴の2社で迷った際に、どちらがお得なのか見比べる際には判断基準のひとつになるでしょう。
ただ、この坪単価にはいろいろと注意点があります。
まず、坪単価の算出の仕方です。
実は、坪単価に明確な算出方法の決まりはなく、会社によって家を建てる際にかかった費用にどこまで含めるかはさまざま。例えば、A社は建物の価格のみで算出しているのに対し、B社は照明や家電などの取り付け価格までを含めて算出している、ということも。さらに、同じ60坪の家だと思っていたら、A社は床面積の合計である延べ床面積なのに対してB社は玄関ポーチなども含む施工面積で算出、という違いがあるケースもあるんです。
これでは何を比べているのかよくわからなくなってしまいますよね。
さらに、同じ坪数でもキッチンや壁紙などの設備のグレードによって価格は千差万別です。そう考えると、坪単価が高いか安いかに振り回されるのは考えものですよね。
あくまで会社選びのひとつの目安だと捉え、あまり重要視しないようにしておきましょう!
くまどんでした♪