ふるさと納税と住宅ローン減税、併用の注意点

こんにちは！ 「住まいの円むすび」のくまどんです！

12月になると「ふるさと納税」の話題が増えます。
ふるさと納税は、自分の希望する自治体に寄付をすることで、所得税の還付や住民税の控除が受けられる仕組みのこと。
その年の1月1日から12月31日までの寄付で当年の所得税、翌年の住民税が決まりますので、12月は駆け込みで申し込みが増えるのです。

そこで少し疑問なのが、
「ふるさと納税と住宅ローン減税、併用したらどうなるの？」
ということ。

どちらも税金の控除が受けられる仕組みですが、併用することでメリットやデメリットはあるのでしょうか？

実は、ふるさと納税と住宅ローン減税を併用すること自体は可能なのですが、確定申告をする場合に注意してほしいことがあるんです。

ふるさと納税はワンストップ特例制度という、確定申告が必要のない制度を使うことができます。この方法を選んだ場合はふるさと納税の控除対象は「住民税のみ」となり、住宅ローン減税との併用には影響はありません。
しかし、確定申告をする場合には、ふるさと納税の控除対象が「住民税と所得税」となり、住宅ローン減税の控除対象である所得税が含まれることになります。さらに、計算に用いられる順番がふるさと納税優先になるため、住宅ローン減税の控除額にロスが出る可能性が出てくるのです。

住宅ローン減税の初年度は確定申告が必須。そのため、ワンストップ特例制度を利用できないことをお忘れなく！
また、2年目以降でも、住宅ローン減税の限度額を把握し、上限を超えない額でロスを出さないことも覚えておきましょうね。

住宅ローンを利用予定の人で、ふるさと納税を先に利用している、という人は特に気を付けてください。
制度は上手に使って、お得に節税しましょう！

くまどんでした♪

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